2016.05.23  Goldie
Category / -Others Posted by / ORYEL

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小学生のときから人物画を描くのが苦手だったというか嫌いだった。よく子供が描くほっぺがふっくらした絵に、子供ながら全然魅力を感じていなかった。だから校庭に出て描く写生の時間のほうが好きだった。いつも小学校から見える一軒家(アパートだったかな?)とか、近所の神社とか建造物ばっかり描いていた。なぜかそっちのほうが断然楽しかった。たしか、高校生のときも美術の時間の写生では、体育館を描いた。しかも何の変哲もないどこにでもあるような外観。でもその絵を美術の先生がとても褒めてくれた。なんと褒められたかは覚えてないし、なんであの絵が褒められたのかも、今でもよく分からない。たぶん、その美術の先生はかなりマニアックな先生だったのだと思う。中学1年生のときの担任だった内藤先生は美術の先生だった。入学して最初のほうの授業で、デザインでいう「平面構成」的な授業があった。みかんなどの果物の断面をグラフィック化して、いろいろな大きさで画面を構成するという内容だった。それが凄く面白かった。もちろんその時にグラフィックデザインという職業があるなんて知りもしない。そして、自分が描いたみかんの平面構成を内藤先生が褒めてくれて、廊下の展示スペースに飾ってくれた。嬉しくないはずがないし、自分が将来進むべき方向への後押しをしてくれたことは間違いなかった。去年の夏に中学卒業以来の同窓会が開催された。成人式でさえ全然興味がわかなくて出席しなかったのに、なぜかその時の同窓会には出席してみたいと思った。そしたら、その内藤先生も出席されてた。「今、自分がデザイン関係の仕事をしているのは先生のおかげです」。もちろんそう伝えた。先生がめっちゃ喜んでくれた。自分もその想いを伝えられて本当によかった。という話。

今日、ふと、人物画を描きたいと思った。たぶん何か心境の変化があったのだろう。それで、パッと浮かんだのは、「Rankinの写真集に写っている誰かを描いてみよう」だった。最初に「Damien Hirst」を描いたあとに、この「Goldie」の絵を描いてみた。

やっぱり人物画は下手くそだ。でも下手なりに、なんだかえらく気にいってしまった。

そんな日でした。